【Shopify】日本製の予約販売アプリを徹底比較｜予約切替条件や制御機能で比較

Shopifyを利用したオンラインストア運営において、予約販売機能は非常に重要な役割を果たします。在庫切れや発売前商品の販売を可能にし、機会損失を防ぐだけでなく、商品の需要を事前に把握することができます。本記事では、日本企業が開発した3つの予約販売アプリ「RuffRuff 予約販売」「シンプル予約販売」「予約販売アプリ」を徹底比較し、それぞれの特徴や機能、料金プランなどを詳しく解説します。これらの情報を通じて、あなたのShopifyストアに最適な予約販売アプリを選ぶ際の参考にしていただけます。

以下のブログ記事では、予約販売アプリの選び方やおすすめの予約販売アプリを紹介しています。ご参考にしてください。

【徹底比較】Shopifyの予約販売 アプリ 7選 | 予約購入のメリット・デメリットも紹介

日本の予約販売アプリ 3選

Shopifyアプリ「RuffRuff 予約販売」

出典：RuffRuff 予約販売｜Shopifyアプリストア

RuffRuff 予約販売は、Shopify公式から最高品質アプリと認められた予約販売アプリです。日本企業が開発しているため、アプリもヘルプページもカスタマーサポートも全て日本語に対応しています。予約販売だけでなく、期間限定セールやVIP会員限定販売、発売予告、個数制限した販売、後払いの販売など様々な販売をアプリ１つで実施できるのも特徴です。

日本で人気のお気に入りアプリ「fuji3 お気に入り」と機能連携しており、ウィッシュリスト内で発売予告を実施することが可能です。

以下のブログ記事ではRuffRuff 予約販売のセットアップ方法を紹介しています。ご参考にしてください。

【動画あり】Shopifyで予約販売を始める方法｜PreOrder

Shopifyアプリ「シンプル 予約販売」

出典：シンプル 予約販売｜Shopifyアプリストア

「シンプル 予約販売」は、シンプルな設定で予約販売を実施できるShopifyアプリです。期間を条件に予約販売を実施できます。期間を条件にした予約販売が可能です。

Shopifyアプリ「予約販売アプリ」

出典：予約販売アプリ｜Shopifyアプリストア

予約販売アプリは、株式会社GOODROID（昔は株式会社ハシゴが提供していました）が提供するShopifyアプリです。シンプルな設定で予約販売を実施できます。予約販売の切替条件はなく、常に予約販売のみ実施が可能です。

※ 「 予約販売アプリ」は、2024年8月12日時点でShopifyアプリストア上で検索してもヒットしないため、アプリを非公開にしている可能性があります。

導入方法で比較

Shopifyの予約販売アプリを利用する際に、導入のしやすさや利用中のShopifyテーマに対応しているかは大事な要素です。本章では、予約販売アプリの導入方法について比較しています。本記事で紹介している日本の予約販売アプリは、全ての埋込アプリで導入が可能です。

予約販売が実施できる場所で比較

予約販売アプリを選ぶ際に、予約販売を実施できる場所は大事な選定ポイントです。機会損失を削減するのが主目的の予約販売アプリの場合、極力機会損失を起こさせないためにも予約販売を実施できる場所が多いほうが望ましいです。

シンプル予約販売や予約販売アプリに関しては、商品ページのみで予約販売が可能ですが、RuffRuff 予約販売はコレクションページや特集商品を利用したページなど様々な場所で予約販売を実施することが可能です。

※ ウィッシュリスト内での予約販売は、fuji3お気に入りのウィッシュリスト内で予約販売が可能です。

※ 特集商品や特集コレクションはDawnやRiseなど人気のShopifyテーマに提供されている商品詳細や商品一覧を表示できるセクションブロックになります。

Shopifyアプリ「fuji3 お気に入り」とは？

fuji3 お気に入りは、2024年9月にリリース予定の日本発のお気に入りアプリです。

既存アプリで課題だったお気に入りリスト上で、期間限定販売販売や会員限定販売、購入制限、発売予告などを実現できない問題を改善し、日本のマーチャントも安心して利用できる「日本語対応」に加え、無料から利用できるプランもあります。

また、ノーコードかつたった2ステップで簡単に導入ができ、バリエーション単位でのお気に入り追加や割引前価格にも対応しています。

fuji3 お気に入りの詳細はこちら 

予約販売の切り替え条件で比較

予約販売アプリを選ぶ際に、予約販売への切り替え条件は大事な選定ポイントです。例えば、在庫条件がない場合は在庫切れ時に予約販売を実施することができません。

より細かな条件設定ができる予約販売アプリを利用することで、今後の実施したい予約販売を実現できる可能性が高まります。そのため、予約販売の切り替え条件は多いほうが望ましいです。特に期間と在庫を条件設定できるのは必須だと考えています。

テキストカスタマイズで比較

予約販売アプリを選ぶ際に、各種のテキストをカスタマイズできるのは大事な選定ポイントです。特にカートボタンをカスタマイズできるのは必須で、それ以外にも商品メッセージやカートメッセージ、テキストデータの翻訳などのカスタマイズ機能ががあると便利です。

Shopifyで越境ECを運営している場合は、テキストの翻訳が可能かをアプリの選定時に確認しておきましょう。

制御機能で比較

Shopifyストアで予約販売を実施する場合、通常商品と予約商品が同時に購入されると困るケース（出荷タイミングが異なるなどの理由で）があると思います。

また、予約販売中にカート追加された予約商品が予約販売期間外に注文されてしまわないように制御する不整合商品の購入を制御する機能も意図しない注文を未然に防ぐ（不要なカスタマー対応を防ぐ）ためにもあると便利な機能です。

最後にCart and Checkout validation APIに対応している制御機能を選ぶことで、より堅牢な制御（たとえ、コード編集などで不正に購入を試みる場合にも阻止できます）も可能です。

出荷業務のサポート機能で比較

予約販売は実施するだけで満足するのではなく、出荷業務の効率化も大事な要素のひとつです。注文一覧の中からどれが予約注文なのか判断するためにも注文タグを自動追加してくれる予約販売アプリを選びましょう。また、予約注文に対してフルフィルメントステータスを設定できる予約販売アプリを利用することで、出荷タイミングにフルフィルメントステータスを自動で未発送へ切り替える事ができ、地味ではありますが注文の管理や出荷業務の効率化に役立てることができます。

連携アプリで比較

外部アプリと連携させることで、外部アプリまたは予約販売アプリをより便利に拡張させることができます。

たとえば、RuffRuff 予約販売は、日本で人気のお気に入りアプリと連携することで、ウィッシュリスト内で予約販売を実施することが出来ます。また、KlaviyoとRuffRuff 予約販売を連携させることで、Klaviyoの再入荷通知機能を下記のように便利に拡張できます。

• カートボタンを再入荷通知ボタンに切り替えられる
• 商品ページ以外でも再入荷機能を導入できる
• 再入荷通知ボタンを表示・カスタマイズできる
• 商品ごとに再入荷通知の出し分けができる
• 再入荷通知の導入、カスタマイズを簡単に行える

プラスαの機能で比較

予約販売アプリによっては、予約販売を実施する以外にも割引や後払いなどユニークな機能をもつ予約販売アプリも存在します。各機能を駆使することで、実施したい販売施策を実現できる可能性を高めることができます。また、新しい販売施策を発見するきっかけになります。

実施可能な販売で比較

予約販売アプリによっては、「常に予約販売」しかできないアプリや「在庫切れの場合に予約販売」を実施できないアプリなど存在します。また、予約販売だけでなく、期間限定セールやVIP会員限定販売など様々な販売を実施できる予約販売もあります。ご自身のShopifyストアで実施したい販売方法を実現できる予約販売を選びましょう。

料金プランで比較

Shopifyのお気に入りアプリを選ぶ際に重要なのはアプリの利用料です。本章では、予約販売アプリの料金プランについて比較しています。

本記事で紹介している日本の予約販売アプリの料金体系は、シンプル予約販売と予約販売アプリは月額料金のみで、RuffRuff 予約販売はアプリ経由での売上に対して予約販売手数料が発生する場合があります。

最高品質アプリの証「Built for Shopify」の獲得状況で比較

Built for Shopifyとは、Shopify公式が8000以上あるShopifyアプリの中から「使いやすい」、「安全」、「パフォーマンスが高い」、「マーチャントの問題解決に役立つ」の4つの評価基準を基に最高品質と認めたアプリが獲得できる資格です。Built for Shopifyを獲得しているアプリを選ぶことで、第三者の視点からも良いと判断されている予約販売アプリを選ぶことができます。

最後に

Shopifyの予約販売アプリを選ぶ際には、以下の点を考慮することも重要です。

1. 導入の容易さ
2. 予約販売を実施できる場所（商品ページ、コレクションページなど）
3. 予約販売への切り替え条件の柔軟性
4. テキストのカスタマイズ機能と多言語対応
5. 通常商品と予約商品の購入制御機能
6. 注文管理や出荷業務の効率化機能
7. 外部アプリとの連携可能性
8. 追加機能（割引、後払いなど）の有無
9. 実施したい販売方法との適合性
10. 料金プラン

本記事で紹介した3つのアプリ「RuffRuff 予約販売」「シンプル予約販売」「予約販売アプリ」は、それぞれ異なる特徴と機能を持っています。自社のニーズや予算に合わせて最適なアプリを選択することで、Shopifyストアの売上向上と効率的な運営につながるでしょう。予約販売機能を活用し、ビジネスの成長を加速させましょう。